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御影堂棟札

本門戒壇本堂
4月に紹介の通り、現在大石寺宝物殿では特別企画展が行われている。

一つは「日興上人の御生涯と富士の正義」、そして「敬台院殿の生涯と信仰」、「総本山御影堂展」である。

今回、大石寺御影堂棟札図が掲載されたのは、「敬台院殿の生涯と信仰」の図録で、大日蓮出版よりこの度発売されたものである。

そこには能勢順道師の諸記録に掲載されたものと同じように、「本門戒壇本堂」の文字がみえる。
願主は日精、施主は敬台院及び上野講衆等であった。
この時代、本門戒壇本堂は、大石寺御影堂だったのである。
日時代に造像された日蓮像を安置し、背面には板本尊が奉安されたのだろう。

図録の表紙は近時描かれた敬台院像と思われ、手にする数珠が五本房である。
図録中にもあるが、日精も敬台院も四本房の古式の数珠を使用していたと思われる。

図録は大石寺側の敬台院伝で校正されているが、所々に敬台院直筆の書状などが出てきて興味深い。

法統相続では敬台院の信仰が篤姫まで広がった事をあらわす系図が載る。
これには法統相続という点では、少々無理があるのではないだろうか。
篤姫の信仰は後項でもふれられているが、敬台院からの法統相続というよりは、薩摩藩十一代藩主島津斉彬と大石寺五十一世日英の影響が強いと考えられる。

こうした特別展が一般に開放とはならないところが残念ではある。
「日興上人の御生涯と富士の正義」同様、図録には乗らないものが企画展では展示されていると思われるのである。
信仰とは別に、歴史的な側面から関心を持つ人もいるとは思う。

私としては敬台院と三鳥派との関連に興味があるが、その接点は無いか未だ発見できてないようで、わずかでもふれた部分はみられなかった。

それでもこうした図録が大日蓮出版を通じて、入手出来るようになったのは良いことだと思った。





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