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対の御影について

過日、某所にて石山歴代の本尊10幅を拝観。
併せて宗開両祖の御影を眼にする。

富士門流における両祖の御影は、日蓮が読経の若相貌、日興が撰時抄を前にした老相貌で表現される。
今回拝観した両尊御影は、薄墨の衣に五条袈裟でもあり、富士門流の御影と思われる。

しかし日興御影はもちろん老相貌だが、日蓮御影も老相貌であった。

通常、老相貌の日蓮御影といえば、身延の波木井の御影が良く知られる。
富士門流においては、水鏡の御影風で御面相は若相貌が通常である。

日蓮・日興の対の御影は、富士門流に間違いなく、石山では別体三宝式と呼ばれる客殿式本尊勧請に使用される。
呼称は異なれど、大漫荼羅を中心に日蓮・日興の御影を左右に勧請するのは、安房妙本寺、伊豆實成寺、北山本門寺、西山本門寺、富士妙蓮寺など多くの富士門流本山でも採用されている。

今回眼にした、老相貌の富士門流系日蓮御影は、これまでの自身の思い込みを打破する経験となった。

なお今回宝物拝観を賜った某所は、その石山歴代の本尊の為書などから讃岐本門寺関係と思われる。
某所にはなかなか恵まれない機会に出会えたと感謝申し上げたい。




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コメント

[C2402]

四明さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

修験道との関連は大変興味深いものがあります。
身延山も草庵から山頂、また七面山と移動するとなると、山伏行並みの動きが必要になります。
水行も可能な場所ですし、そんな場所を行学の拠点に考えた日蓮の思想に関心が高まります。

  • 2015-05-18 04:24
  • 管理者
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[C2401]

五大院安然の草木成仏思想が再評価されつつありますが、宗祖の曼荼羅本尊に大きな影響を与えました。讃岐開山仙師は、たしか山伏の出身、修験道との富士門流の関係も考えていきたく存じます。
  • 2015-05-17 21:49
  • 四明
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[C2400]

愛国沙門さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

両尊御影をご所持でしたか良いですね。

実は今回の対の御影も、片方は日蓮聖人ではなく日仙上人ではないかと心中思った次第です。
額に横皺が入っていました。
讃岐本門寺系だと日目上人ではなく、日仙上人だと思うのですが、もしかしたら日目上人の御影かもしれませんね。
中央に日蓮聖人の御影像がありましたので、左右に右尊左卑の原理でお祀りすると、石山・郷門・尊門の三祖になりますね。

  • 2015-05-16 08:58
  • 管理者
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[C2399]

数年前に、興門資料刊行会様から、お譲りいただき、管理者様、ご存知の、台東区の仏具店で、軸装表具していただいた、日蓮大聖人、日興上人の御影を、所蔵しております。確かに、日蓮大聖人は、お若く、日興上人は、年配に造るようです。宗祖の額の脇には、刀傷も、描かれております。なお、たしか、日目上人の御影は、額に横皺を、数本入れて、日興上人以上に、老人の姿に、造られていると思いますが。
  • 2015-05-15 22:24
  • 愛国沙門
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