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初亥大祭

摩利支天
昨日、1月11日は富士門流諸山では、「御蔵開」という年中行事を行っているところも多い。
私もかつては、小泉久遠寺、安房妙本寺、伊豆實成寺などの御蔵開に参詣したことがある。
この日は御寳蔵を御開扉し、読経・唱題が行われ、終了後は檀家さん方による新年会のような場が設けられるのが慣例のようである。
中には、この御蔵開に併せて、一般非公開にて宝物風入を行うところもあるようである。

今年の1月11日は「初亥の日」であり、亥の日を縁日とする摩利支天では大祭が行われていた。
上野アメ横内に有る、日蓮宗としては珍しい祈願寺・摩利支天徳大寺に参詣した。
以前、御主題をいただきに参詣したことがあったが、一度御開帳に伺ってみたかった。
本堂中央の宮殿には摩利支天が、左陣には日蓮像が祀られ、右陣に鬼子母神が祀られる。
大漫荼羅あるいはその立体彫像化したもの、一尊四士、一塔両尊、日蓮像などを本堂の中尊に置くことの多い日蓮系寺院の中にあって、摩利支天を中尊とするこの寺院は特殊でなかなか興味深い。

参詣の人たちの中には、柏手を打ち神社と同じお参りをしている人もいた。

題目とともに導師が入場し、摩利支天が御開帳。まず一人一人の名前と祈願を読み上げる。
それから開経偈、方便品、自我偈、陀羅尼呪、題目と続いた。
初亥大祭ということで、正五九と年末に大祭があるが、正月・初亥大祭は特に賑わう日で、朝8時から二時間おきに御開帳があるが、どのかいもほぼ満席、昇殿しない参詣者も途切れなく来られるといった感じであった。

日蓮真蹟は残さないが、四条金吾殿御返事や秋元御書などにも摩利支天の名がみえる。
江戸時代を中心に、武士階級から庶民にまで広まった摩利支天信仰。
日本仏教的なスタイルとは異なるものの、リピートしたい場所の一つである。



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コメント

[C2318]

四明さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

日本語の起源がインドにあるという学説もあるのですか。
私はそうしたことには非学で、全く存じ上げませんでした。

摩利支天徳大寺は、安房妙本寺との関連も皆無ではなく、富士門流としても頭の片隅にぐらいはおいても良い場所かと存じます。

  • 2015-01-19 22:06
  • 管理者
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[C2316]

『日月の事』に大日天、大月天に続き麻利支天が記述されていますが、日蓮の神祇観、諸天観はまだまだ解明されていない感がします。大野晋師は日本語の起源は南インドにあるといわれます。インド仏教から見た諸天観が有用に思われます。
阪神、淡路震災のご冥福をお祈りします。
合掌 南無妙法蓮華経
  • 2015-01-18 22:00
  • 四明
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[C2315]

『日月の事』に大日天、大月天に続き麻利支天が記述されていますが、日蓮の神祇観、諸天観はまだまだ解明されていない感がします。阪神、淡路震災のご冥福をお祈りします。
合掌 南無妙法蓮華経
  • 2015-01-18 21:45
  • 四明
  • URL
  • 編集

[C2306]

行者忍辱さん、

ご高覧並びにご教示をありがとうございます。

本堂の形式からも、寺院というよりも神社形式で、独特ですね。

あの柴又帝釈天も、本堂は別に有り、しかも檀家寺でしたね。

清澄寺は真言宗時代の名残もあると思いますが、徳大寺の独特さには興味がつきません。
真蹟を残さない日蓮遺文以外、大漫荼羅にも勧請がありませんので、日蓮宗と摩利支天信仰のつながりについて、史資料があれば調べてみたいです。

  • 2015-01-12 22:36
  • 管理者
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[C2305]

御徒町の徳大寺は、実に、賑やかな場所にあり、商店会の方々の信仰が、盛んです。摩利支天の図像は、いろいろありますが、控えめな、憤怒(変換出来ません)相に、弓箭を持ち、猪の背に乗る姿が、比較的、多いですね。私も、最初の師僧の、お寺が、稲荷町で近かったですので、しばしば、下谷摩利支天徳大寺様に、訪れました。財団法人法華会の花祭り法要は、例年、此方で行われます。なお、京都 本法寺などの開山、久遠成院日親上人の御守護尊神は、摩利支天。足利義教に、非道い、拷問を受け、焼け鍋を、被せられた際、摩利支天が現れ、獄卒共が、倒れ伏し、恰も、日蓮大聖人の龍口法難の、如くであったとされます。かくなる、云われにて、京都上京区の本法寺境内に、摩利支天堂が在ります。
  • 2015-01-12 22:25
  • 行者忍辱
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日蓮正宗・創価学会等の富士門流関連寺院・諸団体に関する議論は、池田大作氏の影響力低下と、諸賢の研究・考察・発表等によって、概ね結論はみえてきました。
それと同時に、冨士教学研究会の役割もほぼ終わりかけていると思います。
今後は、政治・宗教・社会等の問題を気ままに記してまいります。
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