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守り本尊と十四仏

先に十三仏についてふれた。
ある方より十三仏は比較位的早い段階から日本で考えられていたものであることを、文献紹介をもってご教示いただいた。

今回、愛染明王を含んだ十四仏と守り本尊の対比を整理しておきたい。
守り本尊には干支守り本尊がよく知られるところだが、九星の本尊もある。併せて参照しておきたい。

      十四仏      干支守り     九星守り    
不動明王 初七日       酉        七赤金星
釈迦如来 二七日       
文殊菩薩 三七日       卯        九紫火星
普賢菩薩 四七日      巳・辰       三碧木星
地蔵菩薩 五七日                二黒土星
弥勒菩薩 六七日
薬師如来 七七日                四緑木星
観音菩薩 百ケ日                 一白土星
勢至菩薩 一周忌       午
阿弥陀如来 三回忌    亥・戌
阿閦如来 七回忌
大日如来 十三回忌     申・未       五黄土星
愛染明王 二十五回忌
虚空蔵菩薩 三十三回忌 寅・丑       八白土星
千手観音            子
毘沙門天王                    六白金星

守り本尊とかぶっていない十四仏は釈迦如来・弥勒菩薩・阿閦如来・愛染明王で、十三仏とかぶっていない守り本尊は、千手観音と毘沙門天王である。

守りと十四仏で十六の尊格がある。
神仏習合では、八幡大菩薩の本地を阿弥陀如来とし、天照大神の本地を千手観音や大日如来とする。
阿閦は法華経に説かれる十方仏の一つ。
このように遠巻きに考えても、阿弥陀の脇侍とされる観音・勢至の二菩薩、本来対になっていたと考えられる、地蔵と虚空蔵の二菩薩の計四菩薩及び薬師如来は少なくとも日蓮大漫荼羅に勧請が無い。

こうした俗習的なものと、日蓮本尊の関係性はかなり薄いと思われる。
法華経を信じ行ずるところに、法華経文上の仏菩薩諸天、密教の尊格、日本国の神祇も守護をするとの思想から、題目守りを図顕されたのだろうか。

日蓮が取捨選択した先行文化に関心が高まる。




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コメント

[C2263]

四明さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

最近は地下格闘技も注目を集めていますね。
高野山には当時、まだ比叡山に伝わっていない密教があったと聞きます。
しかし安易にその秘密教を授けるとは思えず、東密の血脈がなければ知ることは無いと思います。
決定的な史資料が乏しいのが辛いところですね。

  • 2014-10-24 20:13
  • 管理者
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[C2262]

小松原で額刃傷に、龍口、佐渡流罪の教団危機に俗習的な要素熟知していたにもかかわらずあえて勧請しなかった事情があるかもしれません。日寛は曼陀羅本尊を密教を排除していますが、天台からは直接導きえないことは明らかです。岩釣兼生氏が、地下総合格闘技大会で打撃柔道技で優勝しましたが、日蓮が比叡山後修学した高野山で密教摂取した時期になにか考えへるヒント小林秀雄氏風がありそうです。
  • 2014-10-22 21:25
  • 四明
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