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藻原寺 お題目初唱会

藻原寺
過日、千葉県茂原の日蓮宗本山藻原寺にお参りする。
お題目初唱会という年中行事に、日蓮真蹟御本尊が奉奠されるとのことで、その拝観を主目的に出かけた。

この年中行事は、日蓮が鎌倉に向かう途中、観音様のお告げを受けた開基の齋藤遠江守兼綱公と墨田五郎時忠公が帰依し、最初にお題目を唱えた伝承から行われるもので、平成に入ってから新たに始められるようになった行事である。

いずれにしても、この行事の後半、本堂で行われる法要では、日蓮真蹟本尊の一つが奉奠される。
日蓮党としては、年に一度でも日蓮真蹟本尊に親しむのは有難い機会である。
各地を渡り歩く私としても、北山本門寺の御霊宝御風入会以来である。

奉奠の日蓮真蹟本尊は、建治二年卯月の御図顕で、寺伝では日向に授与されたものと伝承されるものである。
間近に拝せたわけではないが、立正安国会版御本尊集第三十五番ではないだろうか。

薄暗い本堂の中では、遠目の日蓮真蹟本尊は綺麗には撮影できなかった。
巻頭の画像が一番ベターなものである。

最近はデジカメを新しく買い換えようかと思う時がある。
何度かコンクリートの地面に落としクラッシュしているし、そのせいか、あるいは性能がもともと悪いのか、薄暗い場所では写真がブレる。長女のデジカメはほとんどブレないという。
まあ賞与が入った後に、お財布と相談しよう。

やはり、たとえ一幅でも、短時間でも日蓮真蹟本尊を拝せるのは喜びを感じる。
そして日蓮真蹟本尊の前で唱える題目は感動がある。
そんな思いを持った年中行事参詣であった。



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コメント

[C2202]

四明さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

御講聞書は肉筆本を妙顕寺にて拝観しましたが、日向筆とは言い難い感想を持っております。

但し四明さんが内容的に日向思想を反映しているとお感じでしたら、日向講義をその門弟が筆記、あるいは日向門流に伝承されたものを後代の誰かが整理して記録という可能性はゼロではないかもしれません。

仰せの通り、波木井入道より久遠寺別当を拝命できなかったしこりが、日興にはあったと思います。しかし日興門流文書に云われる日向とは異なり、日向もまた激烈な日蓮党、本弟子六人の一人としてその名に恥じない人だったことでしょう。
  • 2014-06-08 10:49
  • 管理者
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[C2200]

日尊門流に伝はる『御義口伝』北山本門寺の前貫首が日興上人が重須で御講義されたと云ふ、日向門流に伝はる今では『金綱集』のやうに学術的価値はない忘れられた存在となっている『御講聞書』に、妙法の雨は九識本法の法体、観音は法華の異名、天台大師に魔王が来た事は随分の秘蔵也と随所妙楽釈を依用しながらも、久遠寺学頭に日興から任ぜられた日向の思想内容が窺えます。天目と命懸けで問答した日向も軟流・反逆・退転と誹られやうとも矢張り日蓮党の強烈な自覚があつたのではないか。と。
  • 2014-06-08 07:44
  • 四明
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[C2196]

行者忍辱さん、

ご高覧並びにコメントをありがとうございます。

日蓮宗の伝承と、坂東札所に伝わる伝承、面白いですよね。

宗派や歴史も異なるこれらの寺院に、共通の伝承が残るのは実に興味深いです。

  • 2014-06-01 09:25
  • 管理者
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[C2195]

善い法要ですね。藻原寺は、房総の本山由緒寺院の中でも、規模が大きいですね。藻原寺で思い浮かぶ事は、波木井殿御報の、栗鹿毛の駒が剰りにも可愛いので、常陸の湯から帰る迄、馴れた舎人を付けて、藻原殿の下に、預けたいとの、日蓮聖人の御心です。拝読していて、落涙する聖人のエピソードのハイライトですね。墨田氏などに観音の、夢告の観音堂は、茂原に近い、長生町の天台宗笠森観音堂です。傳教大師開山とされる、坂東観音霊場ですね。四方縣崖造の珍しい構造で、堂内に、日蓮聖人と墨田氏会見の間と伝わる小部屋が有りますが、現在の建立年代からは符合が厳しいでしょう。一昨日は、財団法人法華会百年記念式典、昨日は、堀之内妙法寺の前貫主本葬と新貫主晋山式に出席しました。前者は立正大学関係者大集合、後者は日蓮宗大本山、本山の貫主様方、東京西部管内、堀之内妙法寺関係など、極めて多くの、御僧侶が大集合しました。北山本門寺の貫主様、柳瀬實成寺の貫主様も、お見えでした。清宴は両方とも宗祖聖誕八百年に向けての集会のような雰囲気でしたが、各聖の実行が無ければいけないと、自省しております。
  • 2014-05-31 23:45
  • 行者忍辱
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