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赤札授与「大開帳奉修記念 川崎大師名宝展」展観

川崎大師

5月1日より初詣の三大霊場ともいえる、川崎大師にて10年ぶりの大開帳が行われている。

前後して川崎市指定文化財修復記念として特別寺宝展が、お護摩札受付の地下にて開催されている。
入場は無料。
添付画像の図録も無償配布される。

日輪に描かれる弘法大師画像や不動・愛染、両界曼荼羅などが展示される。

川崎大師では、10年に一度の御本尊弘法大師尊像の大開帳に併せて、赤札の授与が行われる。
赤札は貫首の感得によって、授与の有無が決まり、毎日授与があるとは限らない。
それでも10年に一度の赤札を求めて朝から参詣する人は多い。

私が参詣した日は、三度目のお護摩の後に赤札授与が行われた。
偶然にも川崎大師を参詣し、寺宝展を拝観したあと、外に出ると長蛇の列が出来ていた。
私は最後尾の方であったと思うが、一度目のお護摩から待っている人もおり、恵まれた方であると思った。
待ち時間と歩いて大開帳の御本尊弘法大師尊像のお参り、赤札授与まで約1時間ほどを要した。
聞くと早い方であるとのことである。

秘仏ご本尊の弘法大師尊像は、無着色の弘法大師像であった。
赤札は貫首が一枚一枚版木で赤墨をもって刷ったものと云われる。
この赤札は、「南無阿弥陀仏 空海〈花押〉」となっており、瞬時に「南無妙法蓮華経 日蓮(花押〉」を想起した。
もちろん、この赤札の起源が弘法大師空海に遡れるかは確証はない。
しかし、信仰の世界は相関性があり面白いと思った。

因みにこの赤札も無償で配布される。
真言宗智山派の良いところかと思える。

炎天下の中での待ち時間は少々きつかったが、良い体験ができたと思った。




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コメント

[C2188]

阿呆陀羅經さん、

ご高覧並びにご教示ありがとうございます。

赤札は字形としてはまさに利剣名号の一種だと思います。

利剣名号には『折伏』の意義があり、加えて赤札には名号直下に「空海(花押)」とあります。
なので相関性を感じた次第です。

  • 2014-05-17 11:32
  • 管理者
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[C2187]

川崎大師の寺伝には、「多摩川上流の真言寺院が浄土門への改宗の際に、不要になった弘法大師像を川へ流し、それを河口の漁民が拾い上げて堂宇に安置した」という、実に興味深い異伝もあるようです。
祭祀を終えた客人神を川へ流して送るのは、古来の神祇儀礼の踏襲ですが、百済から到来した最初の佛像が、排佛派によって難波の堀江に流され、それが拾い上げられて信濃善光寺の本尊となる、という伝承にもトレース出来ます。
http://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000000030.html

さて、空海筆と伝わる六字名号では、京都百萬遍知恩寺に所蔵される伝弘法大師筆の"利剣名号"が有名ですね。こちらは中世以降に疫病除けの民間信仰と習合し、所謂”百萬遍念佛”の本尊として信仰されておりました。
http://e-lib.lib.musashi.ac.jp/2006/archive/data/j3201-02/for_print.pdf
  • 2014-05-17 10:35
  • 阿呆陀羅經
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