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三枚羽

三枚羽
三枚羽の鶴丸といえば日蓮正宗寺院を想起する。

今回の画像は日蓮宗寺院の境内のものである。
先週の北山本門寺の御霊宝御風入の前に立ち寄った、日蓮宗本山富士山久遠寺である。

御承知の通り、日目の弟子・日郷が蓮蔵坊の機能を遷座したと伝承される、富士五山の一つである。
通称は小泉久遠寺である。
こちらは普段出向いても、御本尊の御開扉は受けられない。
一部の年中行事でしか、宮殿を開けないのである。

また御霊宝の御風入等は定期的には行っておらず、行う場合も内々に行っているようである。
一応「本山」と名がつくが、まるっきりの檀家寺で、貫主も法務におわれている。
御本尊書写もできていないとうかがった。

境内には特別見どころのようなところはないが、在勤の僧侶がいる為、御首題や日蓮宗新聞で広告を出している、「久遠の大太鼓」を叩くなどはできる。
あとは季節によって、参道に八重桜が彩る。
好天の時は黒門から仰ぐ富士が実に綺麗でもある。

かつて関西の友人が教えてくれた、小泉久遠寺の墓所は一見の価値があるかもしれない。
小泉久遠寺は安房妙本寺の富士代官寺として、安房妙本寺の貫主が小泉久遠寺の貫主を兼務するのが慣例であった時代がある。
この小泉久遠寺には、安房妙本寺では歴代には入らなかった、日明の名が歴代墓所にあるのである。
安房妙本寺では日郷の後を継ぐのは日伝になるが、稚児貫首であった日伝を補佐するために、安房妙本寺の坊主職に就いたのが日明である。

「坊主職」といえば、日興が重須に隠居した後、「西坊主」として今でいう大石寺一帯の代務をつかさどったのが日目である。
日興の補佐役であった日目は、日興の後を継いだとは思えない。
日興の後を継いだのは、やはり「大石持仏堂本尊」を授与された日代であろう。

しかし歴史的には日代は大石も重須も退出せざる得ず、同じく代官の日郷も退出し、大石は日道の門下によって、重須は日妙の門下によって今日までの歴史をつくってきたのである。



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コメント

[C1754]

四明さん、

御高覧並びにコメントをありがとうございます。
また御返信が遅れ失礼しております。

現在、転勤先の仕事をおぼえるために、自宅に戻ってからも仕事に関することにおわれ、皆様にご迷惑おかけしています。

ご教示は何時も考察の参考にさせていただいております。

  • 2013-04-24 20:12
  • 管理者
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[C1753]

「栓句に云く此の度流人日蓮は仏使上行菩薩なり」「此の経を信じ奉らずんば仁王経、大集経、最勝王経等に説きたる三災七難起こつて、石のいかたをながし人民やみしに飢渇入るべしとののしる間、百姓等地頭殿にそせうして所をおいいだす」「日本の天神七代、地神五代と申すもわつかに六十六箇国のあるじなり、唐土の三皇五帝と申すも三百六十余州の主なり、大梵天王と申すは三千大世界の惣領一切衆生の父たり、然れば則ち定久も小関の住所賎しき身たりといへども梵天のたくし給へる事しゆくしうなきにあらず、地涌千界の菩薩の其の一か法花流布すべきずいさうなり」(『佐渡国小関法華縁起』)代師が興尊教学を受け継ぎ『立正安国論』を重視していたこと、梵天所領観を持っていたことがうかがわれ貴重な文書といえます。
  • 2013-04-24 18:35
  • 四明
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[C1752]

「又へいを空へあふぎ給へばかきけすやうに晴れにけり」(『佐渡国小関法華縁起』)代師の秘書とされます。
  • 2013-04-23 21:40
  • 四明
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[C1751]

愛国沙門さん、

御高覧並びにコメントをありがとうございます。
私も王城開闢会の時に、京都要法寺で二枚羽の湯飲みを対で購入しました。

ご案内の通り、他の仏具は三枚羽でした。
三具足は無紋を使用しております。

今月は18日が日代上人、24日が日郷上人の会式で、大石、重須を退出された先師を偲んで日記を書いてみました。


  • 2013-04-20 22:35
  • 管理者
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[C1750]

鶴の御紋の仏具、お茶、お水を、お供えする、御宝前用の、お湯呑みは、京都の法衣店で、法華宗用兼用を販売しており、うちの結社でも使用しておりますが、香炉、燭台、花瓶、徳利は二枚羽の御紋付きは販売されておらず、ヤフーオークションなどで即決販売されている物を見ると、ことごとく三枚羽、お湯呑み以外の仏具は、無紋を使用しております。なお御宝前欄間の御紋は、プラスチック製の家紋シールを貼っております。此方は二枚羽です。最近どっと少なくなった、創価学会用以外の日蓮正宗仏具店では、香炉などを販売しているが、御案内の通り三枚羽です。御紋特注品を作ると、型代が随分高くなるようです。願わくば、何方か共同で型代を出資し、二枚羽の御紋の仏具を、ある程度の数、作れないかなと思います。
  • 2013-04-20 20:50
  • 愛国沙門
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