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鎌隼問答

本満寺御書より『鎌隼問答』の影印を、冨士教学研究会の掲示板(プライベートモード)にアップロードした。

「唯授一人相承也」と最後にあり、他門徒より「乾私云日澄観心本尊抄私〇云ハ日興作也」とされた録外である。

さらに富士門流八箇本山の一つ安房妙本寺中興の日我は、「鎌隼問答見聞」を残しており富士門流との関連は深いと思われる。

しかし、これまで富士門徒の間では、あまり注目されてこなかった。

冒頭に「初御判在之」とあり、日興が記録し日蓮が認可したという体裁をとっている。

さて、話は大きくずれるが、昨年4月より始まった立正大北川教授の法華経講義も、残すところあと二回となった。
法華文句を参考に行われるこの講義は、前半部分を細かく行い、「本門」と云われる後半部分は急ぎ足となる。
次回は付属の儀式場面である、神力・嘱累品である。
日蓮宗でも重要経典として日常的に読まれる神力品であるが、そこに説示される仏の十神力の中に「弾指」(たんじ)がある。指を弾いて鳴らす行為であるが、天台宗では読経作法として所作に弾指がある。
読経の前に導師が指を三回弾いて鳴らすのである。三回という回数は、天台文句から過去現在未来の三世を意味するものと思われるが、導師僧侶が列衆と共に読経を行うにあたって、仏に代わって列衆に付属の儀式として行っているのであろう。
ところで現代日蓮系では、いかなる場でも僧から俗への付属と云う事は見聞きしない。
列衆と共に読経を行う際に、何かそれらしい儀式は行っているのだろうか。

話を戻すと、鎌隼問答も巻末に「唯授一人相承也」とある通り、相承という付属に関するものであろう。

諸賢の御高見を期待したい。



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コメント

[C1681]

本満寺御書を編纂した一如院日重は、年少なくして天資聡明でプレゼン能力にも長けていたようです。天台三大部講義では、高弟日乾と論議の応酬があり、乾師は私蔵の宝智房証真の筆による『三大部私記』で質疑をしたようです。重師は古義で応じたようです。幕末に優陀那院日輝の高弟に日智がいましたが、富士門流を強く意識していて師から厳重な訓戒があったようです。
  • 2013-02-19 18:34
  • 四明
  • URL
  • 編集

[C1680]

管理者様、恐縮です。

一応、本満寺御書の該当部分を示しておきます。

「大事也可秘々々
   唯授一人相承也
  鎌隼問答

乾私云日澄観心本尊抄私此書ハ日興作云々」

因みに、本満寺御書の百三番目の鎌隼問答の前の百二番に収録されているのは、三大秘法抄で

「三大秘法ヲ含タル經ニテ渡セ玉ヘル也可秘之々々々

 弘安四年卯月八日 日蓮在御判

 大田金吾殿御返事

 示云口傳々々唯授一人云云」


とあり、こちらも「唯授一人」扱いになっていました。

取り急ぎ御参考までに。







  • 2013-02-14 13:38
  • れん
  • URL
  • 編集

[C1675]

早速れん氏より、掲示板の方に古文書解読のご教示を戴く。

日記中の「乾私云日澄観心本尊抄私〇云ハ日興作也」

は、正確には

「乾私云、日澄観心本尊抄私此“書”ハ日興作云々」

との事である。

感謝と共にここに訂正させていただく。
本文は自信の浅学を晒す目的でそのままとする。

  • 2013-02-09 21:38
  • 管理者
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今後は、政治・宗教・社会等の問題を気ままに記してまいります。
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