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灌仏会

本日は佛生日。
全国の仏教寺院では「花まつり」という灌仏会が行われている。
東大寺の大仏殿は当初4月8日に開眼の予定であったが、灌仏会があるからと4月9日に開眼が延期されたとの謂れがある。

先に「全国の仏教寺院」と記したが、実はこれは正確ではない。
そう、日蓮本仏圏では灌仏会・花まつりは行われない。なぜなら本佛は釈尊ではなく、日蓮だからである。

日蓮教学では、浄土教は阿弥陀を絶対佛としているとし、密教では大日如来を絶対佛としていると説く。

しかし浄土教寺院でも、密教寺院でも花まつりは行われる。
花まつりを行わないのは、日蓮党においても日蓮本佛を宣揚する富士門流である。

教主釈尊をさしおくその様は、『日蓮本佛無間』、『日蓮本佛亡国』、『日蓮本佛天魔』、『日蓮本佛国賊』と日蓮聖人より喝破されることは間違いない。

過去の念仏・真言・禅・律にむけられた「四箇格言」は、現在の教主釈尊をさしおき日蓮本佛を標榜する富士門流にむけられていることを、我々はよく考えなければならない。

門祖日興上人も、佛生日に何幅もの大漫荼羅を揮毫されている。
灌仏会を無視するようになったのは、門祖滅後であることは間違いない。

さて、私は今まで日蓮宗の花まつりにしか行ったことが無かったが、今日は浄土宗、天台宗の花まつりをはしごした。
最初はなぜ誕生佛に油をかけるのかと疑問に思ったが、あれは油ではなく甘茶であり、寺院でふるまわれるお茶も今日は甘茶が出るのである。
この甘茶をかける伝統は、釈尊誕生の時、産湯をかけるのに竜があらわれ清水をそそいだとの伝説に由来するそうである。

丁度桜の花もきれいに咲き、カメラを持って参拝に来られている方も多く、まさに花まつりというにふさわしい光景である。
各寺院では甘茶と一緒にお菓子もふるまわれていた。

日本人として、仏教・神道の年中行事は本当に良いなと思う。



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コメント

[C1299]

四明さん、

御高覧並びに御教示をありがとうございます。

他の日蓮系寺院に参拝しても、正宗僧俗は読経・唱題への唱和はおろか、手を合わせることもしません。(正信会の僧侶は合掌し一緒に読経・唱題します)

大石寺教学は人を他宗恐怖症に追いやる害毒があります。

富士門流以外でも、日蓮系信仰圏にいると念仏・真言・禅への恐怖あるいは違和感をおぼえることでしょう。宗教思想の恐ろしい側面だと思います。


  • 2012-04-16 21:50
  • 管理者
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[C1298]

近代大石寺門流は、福重照平師『日蓮本仏論』があります。古書店で高値ついていますが、改めて現代仮名遣い版新刊本として再刊が望まれます。現代大石寺門流法門を体系化した川澄勲氏は「今戦後となって四十年、国粋主義者日蓮は民衆主義者に変貌を遂げてもらいたいと思う。民衆主義者日蓮に再誕してもらいたい。その依る処は魂魄の上に秘して沈めた己心の一念三千法門である」(『大石寺法門』488)と望まれ、越洋上人は「「久遠ノ報仏所説」ノ久遠報仏トハ、脱益ノ本門ニ非ズ、文底下種独一本門ノ仏タル久遠元初自受用報身ヲ指シテ本トスルナリ」(『百六箇対見拝術記』521)富士門の最左翼(ある人が連合赤軍的論理といっていた)大石寺教学は、文底下種独一法門を立てるがゆえに特異と見られるのでしょう。
  • 2012-04-16 18:36
  • 四明
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[C1297]

愛国沙門さん、

御法務御繁多の折、御高覧並びにコメントをありがとうございます。

本山の御風入れでは、すでに富士宮近郊は葉桜だと思いますが、それでも春に富士山麓に行ける機会をつくっていただけていることに感謝しています。

日蓮本佛論に関しては仰せの通りです。
私は日蓮成仏論者ですが、釈尊をさしおき日蓮本佛をたてることは本末転倒だと思います。

逆に宗祖が「菩薩」のままに終わっていたら、その宗祖の教えを信奉しても菩薩まで、宗祖でさえかなわなかった成仏は、我々衆生にはかなわないとも考えます。
よって日蓮大菩薩等の呼称にも違和感を持ちます。

あらためて日蓮聖人あるいは日蓮大聖人これが呼称としては正しいと思います。

  • 2012-04-10 06:02
  • 管理者
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[C1296]

昨日は法務が立て込みましたが、本日は桜花爛漫の池上本門寺に参拝、収穫が二つ、先ず小川泰堂居士と大窪梅子女史の墓所の発見。数年前に藤沢市から池上大堂脇に移転、泰堂居士は類纂高祖遺文録の編纂他、数多の業績有り、家族の大窪梅子女史は田中智學先生の縁戚です。類纂遺文録の平成版を日々拝読している私としては、小川、大窪両家の墓所確認に雀躍。二つ目は、霊寶館で開催中の特別展「本門寺の狩野派」大江山酒呑童子征伐を描いた屏風、日蓮聖人御影他、資料が豊富に奉展され、狩野探幽画伯他の位牌も開帳され、お参りできましたが、特別展図録は無いようですが別の資料を購入。なお宗祖御影は薄墨の法衣、読経の姿、興門流と同じでした。ところで法華経弘通の系譜は外相承、内相承共に教主は釈迦牟尼世尊。智學居士に至っては回向文の中で釈迦大法王と称されています。神力品の上行菩薩に末法弘通が別附属され日蓮大聖人の御出現となられた。宗祖は末法の大導師で在られるが、法華経の教主は釈迦牟尼世尊です。宗祖本仏は御遺文にも日興遺戒置文、御義口伝、何処にも出ていません。石山系の捏造は宗祖に対し奉り、実に慇懃無礼の極みである。
  • 2012-04-09 20:23
  • 愛国沙門
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Author:冨士教学研究会 管理者
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日蓮正宗・創価学会等の富士門流関連寺院・諸団体に関する議論は、池田大作氏の影響力低下と、諸賢の研究・考察・発表等によって、概ね結論はみえてきました。
それと同時に、冨士教学研究会の役割もほぼ終わりかけていると思います。
今後は、政治・宗教・社会等の問題を気ままに記してまいります。
更新頻度は特に定めません。皆さんも時間のあるときにのぞいてみてください。

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